アーティストの方や、インディーズミュージシャンによく質問されることですので、ポストしておきます。
「ISRCとかJANコードがないと、CDにできないの?」
これについては両方とも無くてもできます。
ただ、それなら必要ないね!と判断するには
それぞれ、
どんなものか?
どんな時に必要になることがあるか?
を知っておく必要があります。
まず、申請が必要な人は
レーベルに所属していなくて、itunesやAmazonでの流通を考えている方
になります。
最近では、配信の力が強くなってきていることと、
AmazonもCDの販売窓口として無視できない存在になってきております。
手間はありますが、取得しておいて問題ないでしょう。
※アグリゲーターによっては、原盤権を調整して代理で用意してくれるところもあるみたいです。
ISRCについて
ISRCは、国際標準レコーディングコードのことです。
レコーディングされたもの1つに対して割り当てられる固有のコードです。
同じ曲でも、別のアーティストが歌っている場合や、バージョンが違えば、
ISRCも別のものになってきます。
ISRCを申請するのは、楽曲の製作者や出資者でないといけません。
・どうやってISRCを取得すればいいの?
[browser-shot url=”https://isrc.jmd.ne.jp/application/select.html” width=”300″ height=”300″ target=”_blank”]日本レコード協会[/browser-shot]
上記から、プランを選んで登録をします。
・いつまでにISRCを取得しておけばいい?
2週間程度が目安です。
・どんな時にISRCが必要なの?
itunesなどのストリーミングサービスを利用する時
曲がTVなどで放送された時に2次使用料を受け取る時
・ISRCの発行に必要な料金は?
日本レコード協会では事業者用の定額10800円(Uプラン)のものと
1レコーディングごとに324円のプラン(Jプラン)があります。
レーベル事業者で無い限りは、ほとんどの場合Jプランを選ぶことになると思います。
・ISRC発行に必要な書類
- Web上で作成して印刷された申請書
- 住民票写しの原本(発行3ヶ月以内)
- 印鑑証明書(発行3ヶ月以内)
上記3つが必要になります。
予め用意しておくとスムーズです。
JAN(POS)コードについて
いわゆるバーコードです。
レジでピッとやるアレです。
流通システムセンターが発行をしています。
[browser-shot url=”http://www.dsri.jp/jan/about_jan.htm” width=”300″ height=”300″ target=”_blank”]流通システムセンター[/browser-shot]
手売りだけだから問題ないという場合以外は取得しておくべきでしょう。
※プレス先が代理でやってくれる場合もあるみたいです。
・どうやってJANコードを取得すればいいの?
「JANメーカコード利用の手引き」という本を買います。
商工会議所で扱っているものなのですが、普通にamazonでも売っています 笑
1200円です。
この冊子の中にある
「JANメーカコード登録申請書」と「払込取扱票(郵便局用)」を使って申請します。
・どんな時にJANコードが必要になるの?
JANコードは流通全般で機能しているものです。
なので、流通を使う際には基本必要です。
・いつまでにJANを取得しておけばいい?
3週間が目安です。
・JANコードの発行に必要な料金は
冊子代1200円+登録管理費(3年分)10800円の計12000円が必要です。
一度登録してしまえば999個バーコードを作ることが出来ます。
以上です。
手売りのイメージを強く持っていると「ま、面倒だしいいか」ってなることが多いです。
でも、心理的な意味でも、あった方が良いように思います。
どうしても面倒だという場合は、代理で申請してくれる業者を見つけると良いでしょう。
いずれにしても、マスタリングが終わった後から埋め込むと手数料がかかる場合がほとんどです。(DDP再作成が必要なので・・)
余裕を持って、準備をしておきましょう!